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パリでの3年間の生活で感じたことは、フランス人という人達が、日本人にとってつくづく面白い人たちだということでした。
好悪の感情をストレートに表現し、美しいものを愛で、美食を愛し、愛に生きる、この人達の生き方を知ることは、人生の楽しみ方を知ることのような気もします。
よく言えば「子供の心を持った大人」でもあり、悪く言えば「子供っぽい大人」の彼らをウォッチすることで、人間の本質が見えてきます。ちょっと大げさか(笑)。
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3.アパルトマン生活記
めでたくお気に入りのアパルトマンが見つかって、生活を始めて気がついたことを、いくつかお話しします。(2004.6.27)
基本的に一人暮らしということで、部屋は二部屋とバス、キッチンという構成のこじんまりした部屋です。こっちでは、deux piecesって呼ばれています。
まず、部屋の照明が暗いのには閉口します。家具付きのアパルトマンに入ったので、基本的な家具や電化製品、食器もは備えられている。照明も数だけはあるが、ほとんどは白熱球のうえ間接照明なのでとても暗い。日本は照明が天井からぶら下がっていて部屋全体を直接照らすし、蛍光灯なので消費電力の割りに省電力だけど、こっちは正反対。白熱球で間接照明。
そのくせ、消費電力だけは多く、電気代が馬鹿にならない。メインの照明のハロゲンのやつなんか、最大にすると400ワットもある。バスルームの照明も100ワットの白熱球が四つも入っているので、これも400ワット。そのくせ、どちらも部屋全体を煌々と照らすというにはほど遠い。
バスとトイレが一緒の空間にあるというのは、西洋スタイルに共通だけど、容易に想像できるように状況によっては不便このうえない。こっちの人は、こういうのを不便とは感じないのだろうか。それから、風呂の浴槽が浅いのには、ちょっと閉口。これも西洋式に共通で、なにもフランス特有の問題ではないが。日本人としては、やはり首まできっちりつかる風呂の方が精神的にいいです。
そのくせ、寝室の窓のシャッター、日本で言う雨戸みたいなやつですが、これは電動。ただし、リビングの窓のシャッターは手動。なんか一貫してないなあ、という感じ。
鍵はかなりゴツイ、立派なもの。開閉のときにバチッと大きな音がする。「閉めたぞ!」という実感が伝わってくる。これも、一般的なセキュリティの悪さを反映しているのだろうか。建物の入り口に入るときに使う鍵と自室の鍵の二種類。あとポストの鍵と。
フランスのエレベーターは、鳥かごみたいに中が透け透けで人一人しか入らない、というイメージだが、私のところのエレベーターはわりと立派なもので、人なら四人はなんとか入る近代的な(?)もの。ただ、こちらのご婦人が乗った後に入ると、香水の香りがむせるくらいきつくて、頭がクラクラする。
アパルトマンなので、コンシェルジュと呼ばれる管理人さんがいて、この人がまとめて来た手紙などをより分けて個別のポストに入れてくれたりしてくれる。ほかにもいろいろしているのだろうけど、どういう職務があるのか、こっちは昼はいないのでよくわからないが・・・。ただ、こちらはチップ社会なので、不動産屋さんから、入居のときにそれなりにまとまった金額の金一封を渡すようにアドバイスされた。ほかにもクリスマスのときにも同じことをしなければならないらしい。こういうのって、日本人には苦手なところです。
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