最近ではネット上でPDFで提供される資料が多くなりました。
例えば、イギリスの役所の優れた政府レポートなどは、昔はHMSOという政府刊行物センターみたいなところで印刷されたものを買うしかなかったものが、今や、ネットで簡単に、しかもほとんどの場合無料でダウンロードできます。
日本の古典などが
青空文庫で無料で読めるのは、もうよく知られていますし、海外のものも
Project Gutenbergなどで手軽にダウンロードして読めます。
※日本の国立国会図書館でも著作権の切れた本を電子化しているようですが、どういうわけかネット上で読むしかなく、ダウンロードできないため、あらかじめダウンロードして通勤電車で読むという使い方ができません。この辺りはいかにも中途半端で残念です。
ネットで手軽に入手できる本や資料を通勤電車の中で読むのは、これまでは結構大変でした。
印刷して、それこそ本に復元してから読むか、あるいはノートパソコンで読むしかありませんでした。
最近はネットブックのような小型・軽量のPCが出てきて便利にはなりましたが、それでもパカッと開くと、結構スペースをとりますし、電車の中で、特に立っているときなどは使うのは困難です。
これまでも、Windowsモバイルが動くPDAがありましたが、処理能力がお粗末で、PDAの表示などが、およそスムーズとは言えません。数百ページのレポートや本を表示させることは、そもそも機械の処理能力の限界を越えていたため、とても無理でした。
そのうえ、OSもWindowsモバイルというOS専用で、通常のウィンドウズXPで動くソフトをそのまま動かすことができませんでした。
CPUにATOMを搭載していて、処理能力的にはネットブック並みの能力を持っています。それに、なんといっても有難いのはOSが使い慣れたウィンドウズXPなので、ウィンドウズXPで動くアプリケーションはそのまま動きます。
もちろんアクロバットも動きますし、常用しているブラウザであるFirefoxやメーラーのThunderbirdもさくさく動きます。
スケジュールやToDoの管理ソフトであるSunbirdも動きますので、なんとも有難いツールです。
文書を書くためのエディタやオフィスソフトなども、もちろん動きます。
3D系のグラフィック処理能力が必要なゲームなどを除けば、大体のものが動きます。
さらには、無線LANの機能やBluetoothも標準装備しているので、インターネットにも接続できますし、Bluetooth機器、例えばSkype用のヘッドセットにも接続できます。
要するにWindows XPパソコンが、文字どおりウルトラ・モバイルになったものですから、Windowsアプリケーションが、通勤電車の手のひらの上でそのまま動くわけです。
普通のパソコンがここまでモバイルになるとさまざまな使い方が生まれます。
それをちょっと紹介してみます。
私の自宅では、多くの家庭と同様に無線LANを入れていますので、リビングのソファに寝っころがって、ウェッブを閲覧したり、YouTubeの動画を楽しんだりしています。
それからもっとも頻繁に使っているのはPDFの閲覧です。
ネットで手軽に手に入る書籍やレポートを、場所を問わず読むことができるのは、既に述べたとおり、とてもありがたいことです。
OSがウィンドウズXPなのでウィンドウズ・メディアプレーヤーが最初から入っています。
なので、音楽なども聴けます。私は普段は携帯MP3プレーヤーを愛用しているので、これで音楽を聴くことはあまりありませんが、ネット上でMP3で公開されている講義や演説、ニュース番組などはこちらに保存して、これも通勤電車の中で聴いたりしています。