幻想芸術空間 Immersiva
2009年12月30日
不思議な幻想空間のImmersivaは、3D芸術の新たな地平を感じさせてくれます。
Bryn Oh さんが作成する不思議なオブジェが、セカンドライフ・エンジンによって動きを得ることで、「意思」を得ます。
「ただひたすら、そこにある」というこれまでの芸術のあり方から、芸術作品が意思を得て動くことによって芸術家の意思を表現するという、新しい美の表現があります。
Immersivaには、 こちらからテレポートしてください。
テレポートをして降り立ったところから見るImmersivaの景観は圧巻です。
荒涼とした美しさとでも言うべきでしょうか。
そして、この大きな石がひときわ目をひきます。
Immersivaには、あちらこちらに”等身大”のオブジェが配置されていて、それが独特な雰囲気を生み出しています。
Immersivaのあちこちら、「無造作」に置かれたオブジェには秘密が隠されています。
例えば、このブロック。
古代の神殿が風化して崩壊した後のように、雑然と放置されています。
ところが、ある石に足を乗せた瞬間、石たちは過去を思い出し、かつて存在した秩序を再構築し始めます。
こうやって、かつて天に向かって続いていた階段が蘇り始めます。
細い階段を上手に昇ることができれば、どんどん昇ることができます。
ある種のパズルゲームのような楽しみ方もできます。
Immersivaにあるオブジェには、これまで紹介したものも含めて、「過ぎ行く時」を感じさせるものが多くあります。
このメリーゴーラウンドと死んだキリギリスのオブジェもそうです。
キリギリスといえば、「アリとキリギリス」の童話が有名ですね。
あの話、「遊んでばかりではこういうことになりますよ」という味気ない教訓話にされてしまっていますが、このオブジェを見ると、ほんとは、避けがたい時の流れの悲しさを表現しているように思えます。
このオブジェも「時」をテーマにしたもののようです。
巨大な構造物がひたすら時を刻みつづけます。
先端には、太陽系のミニチュアがあります。
時計も、太陽系も、「時」とは「動き」を通してしか知ることはできないと言っているかのようです。
SIMの端の方に、何やら私たちの小市民的な生活を表現するような部屋があります。
ピロティのような、どことなく危うい構造がちょっと気にかかります。
降り立ってみると、贅沢ではないものの、穏やかな居心地のよさを感じることができます。
ところが一歩外に出ようとして、床に足を置くと・・・。
このオブジェを「経験」すると、私たちの生活も時の経過の前にもろく危ういものでしかない、という気になります。
そして、この方が作者のBryn Ohさん。
その才能に脱帽。
Black Dress: Deka Fashion - Tatiana [010_025]
Boots: Lya - Valentina [01_009]
Neck Fur: +HONEY+ [01_021]
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