ホロコースト・メモリアル博物館
2008年12月21日
ワシントンにあるホロコースト・メモリアル博物館の「別館」がセカンドライフにもあります。
この博物館の目的は、「自由のもろさ、…民主主義的価値を維持し続けることを監視する必要性」について教え続けることと書かれています。
そして、社会に憎しみが野放しにされることの危険を、仮想世界での体験を通じて教えてくれます。
ナチスによるユダヤ人迫害が人類にとって大きな教訓を残し続けるのは、その余りにも酷い残虐さだけではなく、ナチスが民主的な政治プロセスで台頭したこと、そして、この博物館が示すように、民衆が先頭に立って迫害していったことです。
社会の、ユダヤ人に対する憎しみ、嫌悪を燃料にして、ナチスが育ったということかもしれません。
US Holocaust Museum
テレポートはこちらから、どうぞ。
| US Holocaust Museum (Web Page) |
US Holocaust Museum (Web Page)
本物の博物館のホームページはこちらです。
セカンドライフの大きな意義の一つが、こういう博物館のような社会教育だと思います。
この博物館もぜひ訪れてみたいものの一つですが、ワシントンに行くというのは、わたしのように暇なし金なしの人には難しいですから。
でも、たとえ「さわり」でもいいので、こうやってセカンドライフで博物館体験をできるのは、うれしいことです。
見学コースは、このはっとさせるようなモノトーンのニュースルームから始まります。
そこで報道されるのは、1938年の11月9日、10日にドイツ領内で発生したドイツ民衆によるユダヤ人迫害事件です。
ドイツ語でKristallnacht、直訳するとクリスタル・ナイト(Crystal Night)と、なにやらロマンチックな響きがありますが、言葉の由来は、ドイツ民衆によって破壊されたシナゴーグ(ユダヤ教会)やユダヤ系の企業、ユダヤ人の家の窓ガラスがドイツ中の街路に散乱したことから、つけられた名前だそうです。
それくらいに激しい迫害が、しかも民衆の手によって行われたということでしょう。
この部屋の掲示板に書かれているメモによれば、267のシナゴーグ、7500のユダヤ系企業が破壊、略奪され、少なくとも91人のユダヤ人が殺されたそうです。
そして、警察や消防署は、遠巻きにして見守っていたということです。
ちょっと前に、中国で反日デモが荒れ狂っていたときにも、中国警察は似たような対応をとっていましたが(笑)、あれよりは積極的に民衆の味方をしていたのかもしれません。
博物館ツアーがこのニュースを報道するこの報道室から始まるのは、もちろん、この事件が本格的なユダヤ人迫害の歴史の第一歩を記すものだからでしょう。
上の写真でわたしの後ろに見える写真は、この迫害事件によって破壊されたユダヤ人商店の横を通り過ぎるドイツ人を写したものです。
そして、この写真は、ユダヤ人の迫害に直接加担した者たちは当然のこととして、それを黙認し続けた多くのドイツ国民の責任についても問いかけているように思えます。
600万人ものユダヤ人をナチスが殺し続けることができたのは、狂気の怒りを直接荒れ狂わせる者たちのほかに、このような無数の臆病な羊たちがいたからなのでしょう。
わたしの後ろで光る本をクリックすると、その夜を実体験することができる場所へと通じます。
1938年11月のあの日の夜を、自ら体験してみてください。
(ネタバレになるので写真は掲載しません。)
迫害を実際に経験した沢山の人の証言を聞いたり、その場の雰囲気を追体験してください。
道に散乱した物にも、当時の「時の記憶」が刻まれていて、クリックするとそれが蘇ります。
出口付近にあるこの場所にある黒のスクリーンには、証言者が当時の様子を語る動画を見ることができます。
このような博物館めぐりを、学校の授業でも取り入れることができるといいのに、と思います。
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shoes: Maitreya - Solace (Black) (NOT Free)
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