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アメリカの人口構成に占める白人の比率だ。
これに、ヒスパニック15%、黒人14%、アジア系5%が続く。
数字で見ても、まだまだアメリカは白人の国なのだ。
今回のアメリカ大統領選挙は、いやおうなくアメリカの人種問題に人々の目を向けさせたが、なんといっても大きな意義を感じるのは、このように白人が多数を占める中で、肌の黒いオバマ大統領が次期大統領に選出されたということだろう。
建国(1776年)から230年以上がたち、リンカーンの奴隷解放宣言(1863年)から140年以上たった今でも、人種問題はアメリカ社会が抱える根本的な問題の一つだということは、世界の常識である。
母親が米国の「白人」で、母方は古くは奴隷主だったオバマ氏を「黒人」と分類することの是非はともかくとして、本人は、肌の色ゆえに差別の中で育ったという。
ハーバードを卒業し、希望に満ちた弁舌で人々を魅了する人を、肌の色で差別することの「意味」とは何なのか、過去に彼を差別した人達は、今回のアメリカ国民の選択を前に、今一度、よーく考える必要があるだろう。
「マンガばかり読んで漢字が読めなくても総理大臣になれるんだ。」と、子供たちに「変な」勇気を与える日本の総理とちがって、黒人でもハーバードを卒業してエリートになれるし、白人から選出されて大統領にさえなれるんだという究極のアメリカンドリームを実証してみせた意義は、はかり知れない。
外から見ると、アメリカという国は矛盾だらけだ。
自由と平等の国のはずなのに、キューバで占拠を続ける租借地に設けた刑務所は治外法権だとうそぶいて、令状なしに無期限に人を拘置し続けているし、最近ではKKKなどの白人至上主義者の活動が活発化し、こともあろうにネオナチと繋がっているのではないかとさえ言われている。
その一方で、今回の大統領選のように、底抜けの希望を感じさせる国でもある。
そんなアメリカという国について、今回の大統領選は、世界中の人が考える機会を与えたに違いない。
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