時の記憶

時代の記憶として残したいニュースの勝手な論評です。


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 メインストリームのニュースから少し外れたところにこそ、えてして時代の真実が隠されています…などと、たいそうなことを言うつもりはありません。
 でも、ちょっとしたニュースに何を感じ、何を考えたかを残すことで、自分の人生の軌跡みたいなものを残せないかな~と感じています。
 なので、私小説的な時事論評として読んでいただければと思います。
 もちろん、感想は下の「作者にメール」でお寄せください。
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旧式の小沢エンジンの暴発炎上で沈没する民主丸

2009年05月14日

 来るべき政権選択選挙に向けた党のあり方を問う民主党代表選は、13日に岡田、鳩山両氏が出馬表明し、なんと驚くべきことに16日に投票を行うという。告示から数えれば、告示して即日投票するとのことだ。
 いまどき、中学校の生徒会長選挙でも、自らの学校はどうあるべきか、生徒会はどういう活動をすべきかということについて意見を戦わせる。
 実質的に見ても中2日しかない民主党代表選は、中学校の生徒会長選挙にも劣る中身だ。

 馬力だけは人一倍あるが、旧式で異臭のする黒煙をもくもく上げる小沢式エンジン一機でここまでやってきた民主丸が、エンジンが脱落し、挙句の果てに暴走炎上したために、目的地を目前にして沈没しそうになっている。
 ところが、乗員一同は、長いこと自動操縦に頼ってきたために、どう操作していいのかすら見当がつかず、なすすべもなく浸水していくのを見守っているようだ。

 耐用年数をとっくに過ぎた旧式エンジンをやっと切り離し、さあどのエンジンにするかという議論が始まって、民主党が世の中の注目を完全に集めたと思いきや、それをたった3日で手放すという。
 きちんとした政策論戦を戦わせれば、黙っていてもすべてのマスコミが連日、民主党の日本グランドデザインを報道し続けただろう。
 ぱんぱんに膨らませた使い古しの風船しか持たない今の与党に対して、はるかに希望の持てる日本の姿を世の中に提示する絶好の機会だっただろう。
 以前のエントリでも述べたように、民主党の絶対的な強みは比例選挙だ。
 この代表選挙は、その比例選挙の得票数をさらにアップさせる絶好のチャンスだっただろう。

 それをどうして、みすみすドブに捨てるかと言えば、そんな「青臭い書生の議論」などはどうでもいいから、旧式の小沢エンジンと構造的にたいして違わない改造小沢式、別名鳩山式エンジンに、さっさとすげかえたかったのだろう。
 それが旧式エンジンの発想だ。
 そして、それを止めることができなかった民主党の他のリーダーは、そんな壊れたエンジンにさえ振り回されるほどの操縦能力しかないということだ。

 反小沢か親小沢かで党が分裂することを避けたいという思惑も、それはそれで理由があるだろう。
 しかし、ひょっとすると次の総理を決めることになるかもしれない民主党代表選挙が、中学校の生徒会長選挙にも劣る手続きで選ばれるとするならば、民主丸が国民に与えた失望は、太平洋よりも深い。

 今からでも遅くはない。
 旧式エンジンの暴走を止めさせ、仕切りなおしすべきだと思う。


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