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イギリスの安全にとって核抑止力は不可欠だと言うが、ロシアもNATOに入りたいと媚を売っているような状況で、いったい誰に対する核抑止力なのだろうか。
核抑止力などというのは他にいい言い訳がないから言っているだけで、要は、国連安全保障理事会という戦勝国・核保有組の組員であるためのハクづけで、やーさんの事務所の日本刀のようなものなのだろう。
イギリスごときの核でビビるのは、鉄のおばさんサッチャーが、わずかに残った大英帝国の残りカスと、大して誰も気にしていない英国の威信をかけて戦ったフォークランド紛争で負けたアルゼンチンくらいなものじゃないか。
もっともサッチャー首相も時のアルゼンチン軍部政権の大統領も、国内の不満をそらすための好機として戦争しただけなのだから、サッカーの試合にした方が安上がりだったろうにと思うが、そうすると国威と歩調を揃えて落ち目のイギリス代表チームに勝ち目はなかったので、仕方なく戦争したのかもしれない。
確かに勝つには勝ったイギリスだったが、途中、アルゼンチンごとにき何度も船を沈められたり、のろいハリアーばかり積んでいた空母が、アルゼンチンが持っていたフランス製対艦ミサイルの攻撃を恐れてなかなかリング内に入ろうとしなかったりして、末期のジャイアント馬場のような哀れささえ感じさせた。
負けても決して負けを認めない子供の喧嘩のように、アルゼンチンはまだフォークランド諸島の領有権の主張を放棄していないのだから、今後、こういう地域紛争に、もう少しみっともなくない勝ち方をしたり、アメリカの腰巾着となって親分の見回りにきちんと随行するためには、見せびらかすだけで使えもしない戦略核に4兆円以上も使うより、いざとなったら頼りになる機動部隊の装備の近代化とか訓練に使った方が、よっぽど効果的な金の使い方のような気がする。
それに何よりも、家庭内で女房を虐待しながら外では暴力反対を唱えていた政治家のように、核不拡散に対する二枚舌を使わなくて済むのではないだろうか。
もっとも、与党の大量造反の中、野党である保守党の強い「支持」で乗り切ったり、労働党の党綱領から国有化条項をあっさり削除したりするところなんかを見ると、実は、トニー・ブレアって、保守党が労働党に送り込んだ辣腕工作員なんじゃないのか、とさえ思える(笑)。さすが、スパイの国の政治は奥が深い。
| ■英政府の核兵器システム更新案、下院で承認(読売新聞 - 2007年03月15日) |
【ロンドン=森千春】英下院は14日、同国の核兵器システムを2020年代に更新する政府案を、賛成409、反対161で承認した。
与党・労働党は、95人が更新是非の決定先送りを求める決議案に賛成する形で大量造反し、政府案は、最大野党・保守党の賛成に助けられて可決された。労働党内には核廃棄論が根強いことの表れで、核抑止力維持を主張してきたブレア首相の求心力の低下もあらわとなった。
政府案は、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)を柱とする現行システムのうち、潜水艦を次世代型に切り替えるというもの。150〜200億ポンド(約3兆4600億〜4兆6200億円)の予算がかかると推計されている。
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