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韓国の慶州市にあるの釈迦塔から発見された「無垢浄光陀羅尼経(むくじょうこうだらにきょう)」は、塔が建立された706〜751年の間に韓国で印刷したものと言われ、世界最古の木版印刷物とされてきた。
ただの印刷物がどうした?という気がしないでもないが、この一片の印刷物が韓国の国威にとって重要な意味を持っているのは、もちろん、日本のほうが一番古いと言わせないためだ。法隆寺所蔵の「百万塔陀羅尼」が770年とされていて、これを僅差で破り、ギネスブックに載る、これが韓流的国家のプライドだった。もっとも、日本のものも中国から渡ってきたものではあるが。
ところが、昔の資料をよく読み返してみると、韓国の印刷物の方は、釈迦塔が1024年に修理された際に塔の中に納められたと書いてあることがわかり、あえなく、また一つプライドが潰されてしまった。
印刷物ごときが古いかどうかのプライドよりも、「お前ら、もう少しちゃんと読んでから世界に向かって主張しろよ。」という意味でプライドが潰れたわけだけども、注目すべきは、この一件が朝鮮日報の報道により発覚したということだ。
朝鮮日報にその記者の手記が書いてあって、国のプライドとジャーナリストとしての良心の間で揺れ動いた様を述べているが、最後に、「それはそれでいいではないか。」といった趣旨のことを述べている。
日本人が、かねがね感じていることだが、韓国がなにかと些細なことで日本と張り合うのは、長い歴史の中で度々日本にプライドを踏みつけにされてきた悲惨な過去があるため、この暴虐な兄貴をなんとかして見返したい、という次男坊症候群みたいなところがあるのは、仕方のないことだろう。
しかし、韓国経済もそれなりに力をつけ、造船業のように日本さえも圧倒するような競争力を持つ産業が出現するに至って、この次男坊もやっと大人になりつつあるように見える。
日本との対比で背伸びすることでしか自己のアイデンティティを見つけられなかった国が、やっと少しずつ自信をつけ始め、自分というものを客観的に見る余裕を持ち始めた、ということを、この記者の「まあ、別にいいじゃないの。」というコメントが予感させる。
ギャーギャーわめいているうちは、「ただのクソガキ」くらいに思って笑っていればよかったが、こういう大人になりつつある韓国を見るにつけ、これからが本気の、大人と大人の競争になるんだろうなあ、と思う。
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| ■韓国「世界最古の印刷物」、反証資料見つかる(読売新聞 - 2007年03月10日) |
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