「空き缶」つぶしのホリエモン裁判
2007年03月10日
有価証券報告書の虚偽記載事件としては、もっと酷い事件ですら、執行猶予付きというのがザラだ。もっとも、まだ「俺は悪いことなんてしてない」と言い張っているとすれば、多少は事情が違うが、検察にタテついた懲らしめということだろう。
そんなことよりも、ライブドア事件の本質は、暴対法で本業から干された「闇の勢力」がIT業界に本格進出した事例として注目を集めていた。少なくとも、一部の人達には。
立花隆などは、つとにそのことをウェッブ上でも書きまくっていたし、一部の週刊誌で報じられる事実は、多少割り引いて読んでも驚くような話がでてくる。
「重要」な関係者が沖縄で「自殺」した事件も、瞠目するような事件だった。いろいろな話によれば、その内容があまりにもグロいので書かないが、一見して「異常」な現場なのに、沖縄県警がさっさと自殺認定したのは、警察の名に値しないほどトロいのか、それとも何かの「意図」があったのか、どっちにしても十分に興味深い事件だった。
検察の力の入れ様もすごく、相当な布陣で臨んだらしい。
それは極めて正しいことで、日本の政治、経済、社会に深く根を張り、その芯から腐らせていく「闇の勢力」の排除を重要な課題として取り組むという姿勢は、暴対法以前のケーサツみたいに、ヤーサンと二人三脚で共存していく、みたいな慣れ合い体質とはまったく違う姿勢で、やっぱり最後は「ー」を「ン」に進化させたケンサツなんだなあと、しきりに感心したものだ。
ただ、トロい振りをして足を引っ張るケーサツの協力があったのかどうかは知らないが、結局本質に触れることなく、あるいはニアミスしたものの取り逃したのか、それとも別の事情があったのか、「闇」の中だが、いずれにせよ釣り上げたのは、ホリエモンという「空き缶」だった。
で、悔し紛れに空き缶を踏んで潰しているのが、ホリエモンの裁判だというわけだ。
釣りが上手になるまでは、何度も空き缶を釣ることになるのだろう。それも仕方がない。
ただ、何度も何度も空き缶ばかり釣り上げるうちに、空き缶を釣って仕事をしているフリをするようになったりすることなく、いつかは太公望になるんだという心構えで、政治に弱い、というか政治を活用するケーサツと、一味も二味も違うところを見せてほしい。
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