地方活性化という幻想を売る自民党
2007年03月09日
現物を見てないのでなんとも言えないが、この記事を読む限り、新味のあるものは何一つない。これまで全部やってきたことなので、この施策で今後何かが大きく変わることはないだろう。
そもそも「地方活性化に重点」などといって、あたかも三大都市圏以外の地方圏がみんな活性化するみたいな幻想を抱かせてはいけない。
ちょっと前までは、日本の高い成長力に支えられて、その恩恵をある程度広くあまねく享受してもらうために、地域間格差の是正が重要な国の目標だったし、それなりに成功した面もある。
でも、これからの低成長、少子高齢化の日本に、そんな余力はない。「後は自分達でなんとかやってください。じゃあ、私はこれで・・・。」と、軽く頭を下げて国が退場するという時代になったということだ。
新幹線が来るだけで立地する企業なんて、他にもっと便利で安上がりな土地ができればすぐに移っていく連中だ。それに、新幹線が通っている町なんて掃いて捨てるほどあるし、大きな駅がある岡山の駅前商店街だってシャッター通りだ。
これをしたら町が活性化するなんてことは、これをすれば儲かるなんて簡単な話がないのと同じように、ありえないということだ。そのためには、常に経済の動きを頭に置きながら、他の追随を許さない構想力と、それに向けて地道に努力する経営者と住民が必要だということだ。経営者というのは、もちろん知事、市長。
残念ながら47都道府県、2千を超える市町村長すべてにそれを期待することができないのは、日本の上場企業の経営者すべてが優れものでないのと同じだ。三大証券の一つでもアレだ。
隣の県が持っているからうちもと飛行場を作る知事、うちにもサッカー場、美術館がないとみっともないと言ってはハコモノ作りに血税を費し、あげくの果ては万年赤字の泥沼にはまり込む市長・・・。石の上にも5期20年と無為無策のまま座りつづける知事・・・。
企業ではとっくに首を切られている経営者が、こんなにもはびこれる地方制度って、まだまだぬるま湯なんだと思う。
もちろん、ぬるま湯にしているのは、他の誰でもなく、これを書いている私と、読んでいるあなただが。
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