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権限をよこせ、税源もよこせと国につめよる知事はカッコよかった。
ただ、もう一つ忘れないでくれ、「経営責任」もだ。
地方が自立するということは、大人になるということだ。つまり、大人としての独立と権利を手にすると同時に、自分の行いについて最後まで責任を負わなければならない。
すぐれた経営者がいて業績を伸ばす会社もいれば、女に入れ上げて会社を傾ける馬鹿な社長もいる。
岩手とか鳥取みたいに、大人でもこれまで正しい位置を指せなかったような地味な場所が、新進気鋭の知事で一躍注目を浴びることもあれば、いまだに土建国家よろしく、公共事業を私物化している知事や市長もいる。(同じ自治省出身の知事で両タイプいるのは興味深い。)
やる気と能力で格差が生じるのが当り前のオトナ社会と同様に、自立する公共団体で成り立つ「地方」も、これからは格差が当り前になるだろう。そのとき、住民も含めて最後まで責任をとるという覚悟なしには、地方はオトナになれない。
先頃財政破綻した夕張市の放漫経営の再建に、そういう思想が貫かれるかどうかを見れば、国も地方も、「自立する地方」ということを口先だけでなく真剣に考えているかどうかがわかるかもしれない。
| ■県民所得の格差、3年連続拡大…東京は沖縄の2・3倍(読売新聞 - 2007年03月06日) |
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