尻尾が犬を振る最近の金融市場
2007年03月06日
いまどき、ファンダメンタルズが常に相場の決定要因だとマジで思っている人はいない。
The Economistが最近の記事でも書いているように、これだけ金融市場の影響度が高まると、尻尾が犬を振る場合も多い。例えば、これまで健調だったアメリカの個人消費は、金余りを背景とした資産効果であり、それは金融市場がファンダメンダルズを「振った」好例だし、似たようなことはイギリスにも、スペインにも見られる。
今回の市場の突然の変調の真の原因が何かよくわからないが(中国説はちがうと思うなあ)、この市場の変調がファンダメンタルズに及ぼす影響の方を心配すべきであって、日本の財務大臣はともかく、アメリカの当局者がこんな能天気な発言をマジで言っているとも思えない。まあ、口先介入は金が掛からないということなのだろう。
今回の市場の変調が、それでなくても怪しい雲行きの米景気を長期的なダウンサイクルに向けてしまうというシナリオも、グリーンスパンが示唆しているように、無視できないんじゃないか。
ただし、こういう時期の相場の常、ブルとベアを短期に行ったり来たりしながら、気がついたら市場センチメントの基調が変わっていた、ということになるような気がする。私のような素人考えとしては。
| ■株安・円高、過度な警戒不要…日米財務相が会談(読売新聞 - 2007年03月06日) |
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