時の記憶

時代の記憶として残したいニュースの勝手な論評です。


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 メインストリームのニュースから少し外れたところにこそ、えてして時代の真実が隠されています…などと、たいそうなことを言うつもりはありません。
 でも、ちょっとしたニュースに何を感じ、何を考えたかを残すことで、自分の人生の軌跡みたいなものを残せないかな~と感じています。
 なので、私小説的な時事論評として読んでいただければと思います。
 もちろん、感想は下の「作者にメール」でお寄せください。
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ダイアナ妃事故(?)裁判が新たな局面

2007年03月02日

 1997年8月31日にパリのアルマ橋トンネルで起きたあの事故はいろんな意味で衝撃的だったが、その事故を巡って事態が新しい局面に入っている。
 この事件については、その状況にあまりにも不可思議な点が多すぎることから、様々な推理というか、憶測というか、創作というか、そういう本が一杯出たが、二人を殺害する動機の点では、英国という国自体に十分あったし、事故の状況が尋常ではないので、多くの人が英国の諜報機関の仕業だと感じている。

 まず、ダイアナ妃がこのアラブの大金持ちの紳士の子を懐妊していたということであれば、次の次のキングが、同じ腹の異教徒の兄弟を持つわけで、プロテスタントかカソリックかで首を切ったり切られたりしてきた人達にとっては、これは卒倒ものなわけです。
 何世紀にもわたって十字軍という狼藉の限りを尽くしたギャングを送り続けて、「正しい教え」を守るための戦いをしてきた敵の一員がキングと兄弟、と考えただけで、血が頭に上って鼻血が出るわけです。
 で、二人がラブラブでパリにいるときを狙って・・・、というのが謀略説の基本ラインで、後は、どうやって殺害したかで微妙に趣向が異なってくるわけです。

 パリなら、自国の捜査機関の管轄外だし、お上が権威的なフランスでならなんとか丸め込めるだろうと、タカをくくっていたのだろうと、謀略説を唱える人は言います。
 事実、ほとんどそうなろうとしていました。
 事件の検証についても、早い段階で、酔っ払ったドライバーがスピードの出しすぎで不幸な事故を招いたと、そそくさと声明をだし、「ま、そういうことだから、じゃあ、この件はこれで・・。」と幕引きを図りました。
 現地を見ればわかりますが、おいおい、待ってくれよなあ、いくらパパラッチに追いかけられてたって、あそこで180kmなんて、首都高バトルの世界でもやらねえんじゃないの、という感じですが、まあ、とにかく、事件の審理も陪審員なしで王室の副検死官か何かが一人で済ませる、ということになりそうでした。ちょっと前までは。

 ところが、このアラブの富豪紳士のお父さんの執念で、高等裁判所に持込み、陪審員の前で審理せよ、という決定を勝ち取ったということです。

 これは、007の皆さんにとっては大きな計算違いになるわけで、「シット!」という呟きがあちこちから聞こえていることでしょう。

 3月5日に最初の公判があるらしいので、日本のメディアの皆さんも、ちゃんとフォローしてほしいものです。


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