時の記憶

時代の記憶として残したいニュースの勝手な論評です。


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 メインストリームのニュースから少し外れたところにこそ、えてして時代の真実が隠されています…などと、たいそうなことを言うつもりはありません。
 でも、ちょっとしたニュースに何を感じ、何を考えたかを残すことで、自分の人生の軌跡みたいなものを残せないかな~と感じています。
 なので、私小説的な時事論評として読んでいただければと思います。
 もちろん、感想は下の「作者にメール」でお寄せください。
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    日本郵政の社長人事で垣間見える連立三党のビミョーな関係 (2009年10月22日)
    四人組を追放されて裸の王様になった西川社長の後任に、元・大蔵次官の斎藤次郎氏が決まった。
    このサプライズ人事に対し、野党・自民党やマスコミは、「日銀総裁はダメなのに、日本郵政ならどうして許されるのだ」などという「ヤボ」なことを声高に叫んでいるが、その陰で、このあまりにも見事な亀井人事に思わず「うーん」と唸る関係者は多い。 【821】
    資本主義が生み出した深い闇-アメリカの医療制度 (2009年10月15日)
    オバマ大統領が内政の最重要課題として掲げる医療保険改革で、法案が上・下院の委員会を通過した。
    まだ、先の道のりは遠いとはいえ、1912年にセオドア・ルーズベルトが国民皆保険を提案して以来、この改革がまさかこんな段階までたどり着けるとは誰も思わなかった快挙だ。
    医療保険にからむアメリカ人の深い不幸をみるにつけ、そして、それを改善することが、気が遠くなるほど難しいという状況を知るにつけ、日本人にとっては、空気よりも当たり前に思われている健康保険が、これほどまでに有難いものだったのかと、つくづく思い知らされる。
    わが国でも、健康保険制度が存続の危機に立たされており、国民的な議論が起きているが、このアメリカでの惨状をしっかり見据えた上で、高齢者も含めた全国民が、この国民的財産をどのように次世代に引き継いでいくかという視点で議論しなければならない。 【984】
    「小沢式」スパルタ教育に震え上がる与野党のセンセーたち (2009年10月06日)
    辻立ち50回のノルマをサボったり、ポスターの貼り方が手抜きだとみるや、「てめー、公認を差し替えるぞ」と脅し、新人候補をシゴきまくった、スパルタ教育ママの小沢幹事長が、またもやってくれた。
    「小沢式」国会運営について、10月5日付け日経新聞が「国会運営も政治主導」と題した記事を掲載した。
    星一徹の千本ノックのような「しごき」に、民主党のセンセイたちが果たして耐えられるのか、多少心配だが、小沢幹事長の鬼のシゴキに、多くの国民が「徹底的にやれー!」と、拍手喝采を送っている。 【1022】
    与党となった民主党が答えなければならない疑問 (2009年10月05日)
     新聞報道により、原口総務大臣が、NTT労組の政治団体から500万円の寄付を受けながら、政治資金収支報告書に記載していないことが明らかにされた。
     自分自身が所管している法律さえきちんと守れない者が大臣をしていることに呆れるが、この「記載もれ」については、就任に当たってNTTに関して行った発言が思い出される。
     それはあたかも、NTTの独占体制を擁護するどころか、さらに強化すべきと主張するかのような発言だったが、このような発言でNTTの「期待に応えた」裏には、こういう「後ろめたさ」があったのかと、「ほれみろ、やっぱり」という声が上がっている。 【1118】
    民主主義を見殺しにする傍観者たち (2009年10月01日)
     最高裁判事の国民審査から一か月が過ぎ、そろそろ「ほとぼり」が冷めた9月30日、最高裁は先の参議院選挙を合憲とする判決を出した。
     一票の格差が最大4.86倍という状態は「違憲状態」だが、「違憲」ではないという、およそ常人には理解できないその判決は、エリート事なかれ主義、傍観主義を代表する最高裁らしい、まったく見事な判決だった。 【1051】
    左手でムダ撲滅を掲げ、右手でキャバクラに税金を使う政治の「質」 (2009年09月30日)
     予算からあらゆるムダを徹底的に排除すると息巻く民主党の有力者が、税金から支給される政党交付金を、キャパクラやニューハーフショー・パブで後援者やマスコミほ接待するのに使っていると、毎日新聞がすっぱ抜いた。
     この言行不一致に、先の選挙で民主党に投票した人たちは、早くも「裏切られた」という思いを持ち始めている。 【985】
    永田町攻防戦-これからの三つの見どころ (2009年09月24日)
    「選挙が終われば、次は選挙だ。」と言われる。
     それくらい、議員として生き残ることは厳しいが、事情は政党にとっても同じだ。
     衆議院総選挙で地滑り的大勝利を収めた民主党も、解党的危機を迎えた自民党も、次の選挙である参議院選挙に向けた戦略を練っていることだろう。
     一票の力に目覚めた国民は、これからの政治攻防戦をどのように観戦すべきだろうか。 【957】
    小泉改革はなぜ地に堕ちたのか (2009年09月10日)
     小泉改革を支えた論客の一人、竹中平蔵・慶大教授が、総選挙直前の8月26日に人材派遣大手のパソナ・グループの会長に就任したことが、波紋を広げている。
     わずか数年前にあれほど国民を熱狂の渦に巻き込んだ小泉改革が、今は見るも無残な評価となってしまっている。
     その原因がどこにあるのか、今回の一件が象徴しているように思う。 【1014】
    民主党の大勝後の各党の「戦後処理」~(その2)民主党編 (2009年09月01日)
    衆議院を完全に支配下における絶対安定多数をはるかに上回る議席を確保した民主党。
    国政のイロハも知らないアマチュアまで議員バッジを光らせる民主党バブルは、やがて大きな負債となって民主党の存立を脅かすことになるだろう。 【1064】
    民主党の大勝後の各党の「戦後処理」~(その1)自民党編 (2009年08月31日)
    308議席をもぎとり、民主党が大方の予想どおりの大勝利を収めた。
    しかし、不思議なことに、この日本憲政史に残るような大勝利にもかかわらず、オバマ大統領が勝利したときのような熱狂はどこにもない。
    むしろ、選挙後の日本は、静かな緊張が支配しているようだ。 【1086】
    民主党政権の命運を握る3者の正体 (2009年08月24日)
     新チャンピオンは、防衛戦に勝って初めて真のチャンピオンとみなされる。
     同じように、今週末の選挙に勝った民主党は、来年の参議院選挙に勝って、名実ともに政権与党となることができる。
     しかし、その防衛戦に向けて、民主党に残された時間は少ない。 【1025】
    マニフェストにおける「目的」と「手段」 (2009年08月20日)
     初めての政権選択選挙だということで、各党のマニフェストの比較に関する記事が新聞紙面を賑わせている。
     とかく日本人は、物事の本質を忘れたトリビアの泉のような「通」の議論にすぐ陥りがちになるが、大きなコンテクストの中でその意味を考えるという視点を忘れてはならないだろう。 【1116】
    戦う前から気になる自民党の「戦後」 (2009年08月20日)
     戦う前から勝敗が見えている今度の選挙に関しては、勝敗の予想ではなく、自民党の「負け具合」に関する予想が中心だ。
     改選前議席からマイナス100なら持ち堪えられるが、マイナス150なら自民党は解党的危機を迎えるだろう、といった具合だ。
     その自民党の「戦後」は、日本政治にとってどういう意味を持つのだろうか。 【983】
    日本人を太平洋戦争に追いやった真犯人は誰だったのか (2009年08月18日)
     64回目の終戦の日を前に、8月9日からNHKが「日本海軍・400時間の証言」というタイトルの特別番組を3夜連続で放映した。
     海軍で日本の戦争遂行に深く関与した人たちが、昭和55年から毎月一回集まり、太平洋戦争についての「反省」を話し合った。
     この番組は、その様子を残したテープに基づいて制作されたものだが、安物のカセットテープに録音された内容は驚くべきものだった。 【1171】
    私がiPodを買うのを辞めた理由 (2009年08月09日)
     英国のTimesが行ったiPod Touchの爆発事故に関する報道が大きな反響を呼んでいる。
     これまでもたびたび発火事故が報道されたアップルだが、今回の一件に対する対応をめぐっては、アップルという企業そのものに対して、社会の不信の目が向けられ始めている。 【1290】
    国民の眠れる権利が覚醒するときの新聞の役割 (2009年08月08日)
     政権交代が現実味を帯び、自民と民主のマニフェスト比較に関するマスコミ報道が続く中、8月6日付け日経新聞に、興味深い意見広告が掲載された。 【1036】
    民主党マニフェストから奇妙に抜け落ちている視点 (2009年07月31日)
     オバマ大統領を生んだアメリカの民主党と、日本の民主党を重ね合わせながら民主党マニフェストを読むと、奇妙に欠落している部分があるのに気がつく。
     それはとりもなおさず、日本の民主党が真に国民の利益を第一とする政党になりきれていない部分だろう。 【1508】
    マニフェストをめぐる財源論争に隠されたもの (2009年07月28日)
     経済対策という名目で解散・総選挙を先送りするため、後世の負担を顧みずに湯水のようにムダ金を使いまくった張本人が、今度はライバルの選挙公約の財源を問題にしている。
     金庫から金を奪った泥棒が、金庫が空になっているじゃないかと責めているようなものだ。
     このような自民党の身勝手な「批判」に対して、民主党は「節約」で17兆円もの財源を生み出すという。
     主婦感覚あふれる「節約」という言葉の裏には、自民党の怠慢で民主党に奪われてしまった大きな政治資産が隠されている。 【1291】
    本当にぼったくっているのは誰なのか (2009年07月23日)
     「まるでぼったくりバーと同じじゃないか。」と大阪府の橋下知事が息まいた直轄工事負担金。
     国民全体の税金を使う以上、利益を受ける地域も応分の負担をすべきだという責任主義を安易に放棄する一方で、国の金で高速道路を作れ、国道を作れと大合唱している。
     選挙を前にして、今年4月に決定された高速道路建設の追加に続いて、今度は「作る意味がない」として凍結されていた国道が一挙18路線も凍結解除された。
     真の「ぼったくりの構図」は、こういう「たかり体質」に染まった地方に、国民がぼったくられているということではないだろうか。 【1178】
    同時に進む二つの解散 (2009年07月19日)
     自民党の執行部は、中川秀直議員らが開催を求めた両院議員総会ではなく、議決権のない懇談会を開くという。そして、あろうことか、自民党が国民に対して連対責任を負う政権マニフェストの作成は、反対派の議論を封殺するために非公開で行うという。
     このような中、政界再編は不可避と見るや、沈没船からネズミたちが一斉に逃げ出すように、麻生離れどころか、自民党からさえ離れようとする動きが出始めている。
     今、永田町では、衆議院の解散と、自民党の解散の二つの解散が同時並行で進んでいるかのようだ。 【1033】